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国際

2009年4月27日

バクンダムの電力、印尼へ販売の意向

〈ジャカルタ〉
マレーシアのナジブ・ラザク首相は4月23日、インドネシアのユドヨノ大統領と会談し、サラワク州バクン水力発電所の電力をインドネシアのカリマンタン島にも販売していく用意があることを伝えた。インドネシアへの電力供給に関する金額についての具体的な話し合いはされておらず、バクン水力発電所からマレー半島への電力供給に必要な海底ケーブルの建設区域の70%がインドネシア領を通過するため、今後両国間で協議が行われる予定だ。
またナジブ首相は、両国が権利を主張しているアンバラット地域の油田開発問題については両国間で海域境界線についての交渉を行っており解決までには時間を要すると述べた上で、インドネシア側が南シナ海のナツナ島での天然ガス開発をペトロナスに対し許可する可能性もあると示唆したことを明らかにした。
ナジブ首相はバクン水力発電所の再開発について、国家の電力需要を満たすためには石炭・ガス電力だけでなく持続可能な水力発電を織り交ぜた電力供給が必要としており、両国間の会談でもエネルギー安全保障に対し、すでにアブドラ前首相とユドヨノ大統領間での合意がなされていることを強調した。また、今後は、インドネシア側からマレーシアが小型旅客機の購入を行っていることやマレーシア側では航空整備・点検部門や防衛・情報技術において専門的知識を持つことから、高度技術面での両国間の協力体制も強化したい意図を明らかにした。

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