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金融

2009年4月14日

不良債権額、特定部門で増加予想=金融機関

〈クアラルンプール〉
金融機関では、住宅ローンや個人融資部門での不良債権(NPL)が増加する可能性を予想している。
RHB銀行のレンゾ・ビエガス小口金融部長は、NPL の増加防止策として、顧客のローン再構築や分割払い数の削減を行い、注意深く監視を行っているとコメント。またRHBではハイパー・マーケットの英系テスコで使用可能な「テスコ・RHBクレジット」、デビットカードや、ガソリン購入時のキャッシュバックのある「トラベル・マネー・カード」など顧客向けキャッシュバック・サービスやポイント還元制度を取り入れ景気減速の厳しい環境下でも顧客支援に力を入れていることを強調、投資面では元本保証で低リスク商品なども発表しているとコメントした。
HSBC銀行のリム・エンセオン個人金融サービス部長は、「世界的不況の影響で、2009年のNPLは上昇傾向にある」、「顧客の支払い能力も失業や給与凍結、ボーナス減額などで影響を受けるだろう」との予想を述べた。その上で、翌日物政策金利(OPR)の引下げや金融機関による基準貸出金利関連のローンの縮小策、返済難の顧客向けローン組み換え策などといった、政府や企業による積極的な対策により昨年第4四半期および今年第1四半期の結果が堅調であったことを付け加えた。
アライアンス銀行のリウ・スイリン副社長は、同行が数年前に顧客金融事業の改革をおこない、積極的な負荷テスト方式やポートフォリオ管理機能を導入したことにより、危機軽減策が取られていることが同行に有利に働いたと述べ、顧客の財産管理を行う上では顧客に負債管理教育を積極的に行う必要性があると説いた。また、リウ副社長は、景気不安の現状で顧客がリスク回避や財務アドバイスを必要としていることを視野にいれ、同行では提携している金融アドバイスのノルマンディー・ペルカサと共同で投資信託実績を元にしたサービスを提供できるとコメントした。

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