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日系企業

2013年3月14日

宇部興産など、合弁で合成ゴム事業設立 三菱商事&韓ロッテが参加

〈クアラルンプール〉
宇部興産や三菱商事は3月13日、アジア地区におけるポリブタジエンゴム(BR)の需要拡大に対応するためジョホール州にBRの製造及び販売を行う合弁会社を設立したと発表した。企業名はマレーシアン・シンセティック・ラバーとなる。

合弁会社は、宇部興産と三菱商事、韓国のロッテ・ケミカル、ロッテの100%子会社ロッテ・ケミカル・タイタン・ホールディング(タイタン・ケミカル)4社で設立する。出資比率は宇部興産が40%、ロッテ・ケミカルが40%、タイタン・ケミカルが10%、三菱商事が10%となる。

BRはブタジエンを主原料とした汎用合成ゴムで、天然ゴム、スチレンブタジエンゴムに次ぐ第3の汎用ゴムとして、タイヤ、靴、工業用品など多くのゴム製品に使用されている。耐摩耗性、反発弾性、耐発熱性などの特性から、自動車の低燃費タイヤ向け素材として注目を浴びている。

宇部興産の製造技術ライセンスにより年間5万トンのBR製造設備を建設し、タイタン・ケミカルから原料ブタジエンの供給を受ける。2014年に稼働を開始する予定だ。需要動向を見ながら年間2.2万トンの能力増強も計画している。

BRの需要は最大市場であるアジアを中心に今後年率6~7%の伸びが見込まれている。特に主要用途となるタイヤについては、大手タイヤメーカーを中心に多くの需要家がアジア地区で生産能力拡大を計画している。

宇部興産は現在、BRを世界3ヵ所で生産しており、年産能力は25.4万トンに達する。一方、ロッテ・ケミカルはブラジエンを世界3ヵ所で生産しており、年産能力は40万トンとなっている。

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