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社会

2013年3月1日

マレーシア人労働者、勤務時間の大半をムダに=専門家

〈ペタリンジャヤ〉
専門家は、マレーシアの企業文化について、パフォーマンスに対する意識が欠けており、勤務時間の半分を仕事に関係ない事柄に費やしていると指摘している。

ソーシャルビジネスを手掛けるリーダーオノミクスのロシャン・ティラン最高経営責任者(CEO)は、マレーシアの労働文化はリラックスしたもので、労働生産性の低さの原因にもなっていると指摘。マレーシア人の多くが、勤務時間を同僚との絆を深めるのに使うなどしており、外国では勤務時間は全て業務に費やされていると説明した。

同CEOは、マレーシア人労働者は職場における生産性の低い活動について自主的に監査を行い、勤務時間を有効利用すべきとの考えを示した。

英字紙「ザ・スター」によると、マレーシア人労働者の多くが午前9時~午後5時の勤務時間のうち実際の業務には4時間しか費やしていないという。2時間はインターネット・サーフィンやソーシャル・ネットワーキング・サイト、残りの2時間は長いランチやタバコ休憩、ティー・ブレークや雑談に消えているのが現状だという。

マレーシア経営者連盟(MEF)のシャムスディン・バルダン専務理事は、生産性の低さが投資家を遠ざけることにも繋がっていると指摘。人材開発に注力しており質の高い企業文化を持つ国と比べてマレーシア人の労働に対する姿勢はプロフェッショナルさに欠けるとコメントした。

ある人材コンサルタントは、マレーシアでは職場が1つの社会とされており、人付き合いが重視される傾向にあるとコメント。その一方で業務内容や生産性に関する会話はしにくい状況となっており、業績評価が重視される海外の企業とは大きく違うと述べた。

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