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政治

2013年4月5日

ナジブ首相が下院議会解散を発表  近く総選挙実施へ

〈プトラジャヤ〉
ナジブ・ラザク首相は4月3日、下院議会(定数222)を解散すると発表した。昨年から再三にわたって解散・総選挙の臆測が流れていたが、ようやく下院任期満了から残り1ヵ月を切っての解散となった。

サラワク州を除く12州の州議会選挙も同時に行われる。すでにネグリ・センビラン州は3月28日で任期満了し解散しており、残る11州についても4月3日付けで州議会解散となる。
ナジブ首相は4月3日午前、ムヒディン・ヤシン副首相と共にテレビの特別番組に出演し、ヤン・ディペルトゥアン・アゴン(国王)から議会解散への同意を得たことを明らかにした上で議会解散を宣言。新政府が発足するまでの間を、現政権が担う暫定政府が統治すると淡々とした様子で説明した。

数日中に選挙委員会(SC)がミーティングを開き、第13回総選挙の日程を発表する見通し。規定では解散から60日以内に実施されることになっている。

下院選では、与党連合・国民戦線(BN)が、憲法改正に必要な3分の2議席が確保できるかが焦点。BN優勢は揺るがないが、マレーシアでは小選挙区制を採用しているため無党派層の動向しだいでどう転ぶか予断を許さない。BNが無党派層の取り込みに失敗すれば野党連合・人民同盟(PR)のさらなる躍進を招き、政治不安を引き起こし投資を冷え込ませるなどの懸念が出てくる。

州議会選では、PRが政権を握る4州を維持できるかが注目。加えてジョホール州やサバ州、ネグリ・センビラン州などのPRが力を入れている各州で政権奪取がなるかどうかが焦点となる。

2008年の前回総選挙では、野党連合・人民同盟(PR)が躍進し、▽クランタン▽セランゴール▽ペラ▽ケダ▽ペナン——の5州で政権を掌握(ペラ州は議員くら替えのために後にBN政権に復帰)。下院選ではBNが憲法改正に必要な3分の2を割り込んだ。ただ獲得票数でみると、BNが50.27%、PRが46.75%と接近している。

解散前の下院における各党派の議席数は、BNが137議席、PRが75議席、国民幸福党(KITA)が1議席、マレーシア社会党(PSM)が1議席、無所属が8議席となっている。

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