シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP中国漁船事件、マレーシア華字紙は中国寄りの報道

社会

2010年9月28日

中国漁船事件、マレーシア華字紙は中国寄りの報道

〈クアラルンプール〉
尖閣諸島付近海域で中国籍トロール漁船が海上保安庁の巡視船と衝突して船長が逮捕された事件(すでに釈放)について、マレーシアの英字紙は欧米メディアの発信記事をそのまま掲載するだけで扱いは小さく、論評なども行なっていないが、華字紙はトップ扱いで大々的に取り上げ、主に中国や香港、台湾のメディアを引用する形で日本側の非を強調する報道を行なっている。なお在マレーシア日本大使館によると、これまでのところ大使館をターゲットにした在留中国人による抗議活動などは行われていない。
マレーシア華字紙は今回の事件に関して直接論評はしておらず、海外の華字メディアをそのまま載せる形で「日本政府は中国政府の外交力に屈した」などと論評。中国側の圧力を受けた政治的判断で釈放が決まったことを示唆する内容の記事を掲載する一方、米国が日本に圧力をかけたとの臆測についても紹介している。
在マレーシア日本大使館は9月23日、メディア各社に対して尖閣諸島に関する日本政府の立場を説明する文書を送付。「星洲日報」のみが24日付でこれを掲載したが、翌25日付けでは中国大使館による「日本が尖閣諸島を発見したというのは歴史を歪曲するもの」といった内容の反論を掲載した。
また複数の華字紙は、日本国内で華人学校が脅迫に遭っているといった外電も紹介した。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP中国漁船事件、マレーシア華字紙は中国寄りの報道