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国際

2009年3月18日

ブルネイ、サラワク北部の領有権主張を放棄 

〈バンダル・スリ・ベガワン〉
アブドラ首相は3月16日、ブルネイが正式にサラワク州北部に位置するリンバンの領有権主張を取下げたと発表、両国間で覚書が交わされたことを明らかにした。
リンバンは1890 年に当時のサラワク州スルタンのチャールズ・ブルックが当時のブルネイのスルタンに割譲を命じ、サラワク州の一部となった。その後1963年にサラワク州がマレーシア連邦の1州に加わったが、1979年にマレーシア側の海域地図発行の際に領土問題が浮上。2003年には海域内での深海油田開発で両国がそれぞれ別の企業に開発を依頼したことが問題となり油田開発は頓挫していた。
覚書では、マレーシア・ブルネイ間の境界線の最終決定手順マレーシア人によるブルネイ海域の横断権利、海域確定、ガス・石油採掘用の商業エリアの設定などが含まれており、1995年から39回の会合を重ね、ブルネイのハサナル・ボルキア王とアブドラ首相との間で締結された。
アブドラ首相は、2国間の協力が今後の発展につながるとコメント、特に貿易・投資面での協力体制が発展するだろうと述べた。また、両国は今回の覚書締結により▽エネルギー・炭化水素などの資源▽観光▽教育▽農業▽インフラ整備▽金融▽ハラル(イスラム教の戒律に則った)産業▽人的交流一一の分野での発展にもつながるだろうと述べた。
また、サラワク州のアブドル・タイブ首相は今回の覚書締結により、サラワク州内での水力発電ダム建設などを含むいくつかのプロジェクトもよりスムーズに行われ、両国ともに利益を得られる状況になったとコメントした。

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