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経済

2010年8月10日

バクンダム、総コストが更に増大の見込み 年末に完成予定、発電開始は来年6月か

〈クアラルンプール〉
サラワク州の水力発電施設、バクンダムが2010年末に完成予定だ。バクンダムを開発・管理を行なう財務省傘下企業、サラワク・ハイドロ(SHSB)は8月6日、ダム現地に記者を招いて発表会を行った。
バクンダムは貯水面積がシンガポールとほぼ同じ696平方キロメートルで、堤高が205メートルと世界で第2番目に高いコンクリート・ロックフィル(岩石壁)ダム。同社のズルキフリー・オスマン社長は、現在96%が完成しており、水深が195メートルに達したたときに最低発電量の200メガワット(MW)の発電が開始できると説明した。貯水には約7ヵ月かかるため、政府からの運営許可が9月に出た場合の発電開始時期は2011年6月になると予想される。
コストについては、遅延による利子と補償金が2011年より月に1,000万リンギ(約2億7,000万円)ずつ加算されていくため、発電開始が2011年6月になると仮定すれば、総コストは70億~73億リンギ(約1,900億~1,980億円)になる見込み。建設コストは57億5,000万リンギ(約1,560億円)に上っている。
電気料金については、売電先のサラワク州電力会社、サラワク・エナジー(SEB)と8月末に会合を行い、料金について協議し年末までに決定する予定だと説明した。SHSBは1キロワット当たり10~15セン(約2.71~4.07円)で販売すると試算しているのに対し、SEBは8センを期待しており、産業別・使用量別の料金体系確立などの問題が協議される予定だ。

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