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社会

2010年7月27日

北バタワースターミナルの混雑が深刻化 輸送業者はクランへ誘導

〈ジョージタウン〉
マレーシア輸送業者協会(AMH)は北部地域の顧客に対して、北バタワース・コンテナ・ターミナル(NBCT)の混雑緩和措置として、輸出向けコンテナ貨物をクラン港から運ぶよう要請している。
AMH(北部地域)のR.アマイアッパン会長によると、NBCTにおける輸出向けのコンテナ貨物の船舶への積載期間が短縮され、混雑が起きている。ペナン・ポート(PPSB)は輸出向けコンテナ貨物の積載期間を5日間から1日半~2日間に短縮する措置を導入したが、コンテナが停滞するなど混雑が問題となったため、PPSBのヒルミ・ヤハヤ会長は7月1日付けでNBCTにおける積載期間を5日間に戻すよう指示したが、徹底されておらず、1日半での積載が必要となっているのが現状だという。そのため、混雑が深刻化しておりNBCTのコンテナヤードの85%以上が常にコンテナで一杯となっているという。AMHは暫定措置としてコンテナ貨物輸送にはクラン港を利用するよう呼びかけている。
積載期間の短縮措置により、北部地域の運送業者20社の運送会社は月間1,800万リンギに及ぶ損失を被っているという。
8月第2週にはラマダン(断食月)が始まることから祭事に向けたコンテナ需要も増えると見込まれており、今後も混雑が続けば輸出コンテナが予定日までに届かないことも予想されるという。
PPSBのコンテナ部門のゼネラル・マネージャー、オバイド・マンソル氏は、コンテナ量が問題なのではなく、NBCTのコンテナヤードのスペースが少ないことが問題となっていると指摘した。
ペナン輸出入業者協会(PIEA)の加盟業者の多くはトラック輸送料金が高いことからクラン港を利用することを避けると見られており、積載期間の短縮による問題解決をPPSBに求めている。また、PPSBに対して貨物積載遅延にかかる料金の免除を要請している。
ペナン州のリム・グアンエン首相は、PPSBは問題解決のために尽力すべきとしたうえで、コン・チョーハ運輸相に対して、流通ハブであるペナン州の産業全体に影響を及ぼしかねないとし、混雑問題の解決のために介入するよう要請した。

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