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政治

2008年12月16日

金融危機の本質、政府は見極めを=マハティール前首相

〈クアラルンプール〉
マハティール前首相は12月11日、ノーベル経済学賞受賞者のロバート・エングル氏との対話会で、世界的金融危機について「政府は対策の策定に際し、本質を見極めるべき」と現状分析を強く求めた。景気浮揚策として数十億リンギを注入しても解決にはならないという。
マハティール氏は「今回の危機がどのように起こったかを政府は研究すべき。大衆受けしない政策も必要だ」とした。国際的には、金を裏付けとする通貨制度への回帰を金融市場安定化策として提案した。
エングル氏は「サブプライムローン市場の崩壊と、それに伴う信用の収縮が米大手金融機関の破たんをもたらした」と指摘。さらに銀行が好調な時は規制を強める監督方式が望ましいとした。
マハティール氏も「企業は利益を追求するあまり、人々の幸福を考慮しないこともある。規制が必要だ」と述べた。加えて、マレーシアの経済成長率が減速していることに触れ、2020年に先進国入りを目指す国家目標「ワワサン(ビジョン)2020」の達成は困難な見通しだと語った。

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