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金融

2010年7月14日

利上げ実施、自動車販売に影響の恐れ

〈ペタリンジャヤ〉
マレーシア中央銀行バンク・ネガラの政策金利(OPR)の引き上げに伴い銀行の基準貸出金利(BLR)がここ4カ月で3度、合計0.75ポイント引き上げられたことを受け、国内自動車販売へのマイナス影響が予想されている。
華字紙「南洋商報」によると、自動車メーカーは、自動車価格及びローン金利の動向について自動車購入希望者が模様眺めの姿勢を強め、買い控えると予想しており、今年上期に大きく伸びた自動車販売は今後下降線をたどるとみている。
中銀は7月8日にOPRを2.75%に引き上げると発表、これを受けて国内主要銀行がBLRを6.30%に引き上げた。BLR の引き上げ幅は0.25 ポイントだが、自動車業界では自動車ローン金利が0.5%引き上げられることを想定している。ただ業界の本音は健全な自動車産業の成長に向けて0.25ポイント程度に止めて欲しいと希望している。
一方、不動産業界は、住宅購入希望者が住宅ローン金利上昇を理由に購入を止める可能性は少ないとみており、BLRの上昇が業界にそれほど大きな影響を及ぼさないと楽観視している。インフレにより資産価値が毎年上がっている状況下にあって、不動産購入にそうした期待を持つ人々が買い控える可能性は低いとみられる。
マレーシア不動産・住宅開発協会(REHDA)のマイケル・ヤム会長は、不動産購入者が長期的な投資先として購入しており、金利の小幅な上昇はあまり問題にしていないと指摘。利上げに伴い不動産競売の件数がやや増える可能性はあると指摘している。

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