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政治

2013年6月4日

選挙委監視のための超党派委を設立へ ナジブ首相が提唱、憲法違反との批判も

〈クアラルンプール〉
ナジブ・ラザク首相は、選挙委員会(EC)の清廉性や信頼性を更に強化するため、与党連合・国民戦線(BN)および野党の国会議員からなるEC監視のための特別委員会を設立する考えを明らかにした。

5月に実施された第13回総選挙において数々の不正があったとして、国民の間から出ている抗議の声に応えたもので、超党派の特別委員会が監視を行うことでECの公平さを保つことができ、国民の信頼を得ることに繋がるという。委員会は政府機関ではなく、独立した存在となる。

ナジブ首相は、先の総選挙はスムーズに行われたと強調した上で、政府はECの信頼性を強化するために協力を惜しまないとコメント。根拠のない主張をしてECへの信頼度を低くするような行為はやめるべきだと強調した。

EC監視のための委員会設置案について、公正な選挙を求める民間グループ「BERSIH(クリーン)」の前代表、アンビガ・スリーネヴァサン氏は、独立であるべきECを別の委員会の監督下に置くことは憲法違反だと批判。ECが省庁のように振る舞うのは特別な権限が与えられていないためだとし、省庁にない独立権限を与えるべきだと主張した。その上でECの信頼失墜の責任はEC上層部にあるとし、監視委員会を設置するよりむしろ上層部の首をすげ替えるべきだと述べた。

野党連合・人民同盟(PR)は選挙違反行為に対する抗議活動をいまだ続けており、見かねた国王(ヤン・ディペルトゥアン・アゴン)、トゥアンク・アブドル・ハリム陛下が誕生日前日の記念スピーチで、選挙結果を受け入れるよう呼び掛けた。

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