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社会

2013年8月29日

ゴミ排出量が予想上回る増加率、早急の対策が必要

〈クアラルンプール〉
マレーシア人の固体廃棄物排出量が昨年、1日当たり3万3,000トンとなり、2020年時点の排出量予想3万トンをすでに上回っていることがわかった。早急の対策が必要となっている。

廃棄物管理と環境に関する国際会議において、アブドル・ラーマン都市福祉地方自治相は、年間では1,200万トンのゴミが排出されていることを意味し、懸念すべきだとコメント。国民は廃棄物の量を減らす努力をするべきだと述べた。また、廃棄物減少のための法整備を行っても国民の努力がなければ意味がないとコメントした。

都市福祉地方自治省は廃棄物管理に関する周知プログラムを実施し、国民に対して「3R(減少、再使用、リサイクル)」の実施を呼びかける方針だ。マレーシアではリサイクルに対する意識は高まっており、リサイクル率は増加傾向にある。連邦政府は先進国の例に倣い、固体廃棄物の管理徹底を進めている。

第10次マレーシア計画(10MP)では温室効果ガスの減少に向けて廃棄物のリサイクルや熱処理プラントの建設などを行う計画がたてられている。熱処理プラントはクアラルンプールに建設され、発電も行う予定だ。

現在、マレーシア半島の固体廃棄物の95~97%は埋め立て処理されており、リサイクル工場で処理されるのは全体の3~5%にとどまっている。

ランカウイやティオマン、ルム、キャメロン・ハイランズには100トン以下の処理能力を持つ小規模焼却炉がある。今後はKLのタマン・ベリンギンとジョホールのブキ・パユン、マラッカのスンガイ・ウダンで大規模な焼却炉の建設が予定されている。1基につき6億~8億リンギ(約170億~230億円)の投資が必要で、建設には3年を要する。

マラヤ大学など国内の大学は廃棄物処理、環境問題に対処するための研究を進めている。

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