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社会

2012年1月11日

水路拡大は実行不能、洪水対策で環境相

繁華街オーチャードの洪水対策について、ビビアン・バラクリシュナン環境・水資源開発相は1月9日の国会審議で、オーチャード・ロードの両側に掘られたスタンフォード水路は長期的に、30%の能力拡大が必要だが、水路を深くする、あるいは広げることは現実問題として不可能との認識を示した。
水路は植物園からオーチャード・ロード、ブラス・バサを経てマリーナ・ベイまで整備されている。拡大工事を行えば道路交通に支障が生じ、オーチャードの商売にも影響するという。
大雨続きによる洪水が起きたのは2010年6月で、スコッツ・ロードとオーチャード・ロードの交差点周辺が冠水。商店にも被害が出た。このため公益事業庁(PUB)はオーチャード・ロードなどの一部を盛り土し、道路を高くする対策を講じた。それでも昨年12月には豪雨でラッキープラザなどに浸水被害が出た。
環境省は水路拡大に代わる対策を検討しており、5月末までに内容をまとめる。ため池の掘削、水をシンガポール川に転じる水路の掘削が候補に上がっているが、巨額の事業費がかかる。
シンガポール国立大学のチュア准教授は、水路の底にたまった砂利を取り除き、水の流れを早くする方法を当座の対策として提案している。

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