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経済

2010年5月5日

今年のマレーシア経済成長、IMFは4.7%と予想

〈クアラルンプール〉
国際通貨基金(IMF)は2010~2011年の「世界経済見通し」を発表、マレーシアの2010年の経済成長率は4.7%、 2011年は5.0%と予想した。インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナムを含むアジア諸国連合(ASEAN)5ヵ国の成長率は5.4%とした。
ASEAN5ヵ国の中で成長予測値が最も高かったのはインドネシアとベトナムで6.0%だった。マレーシアは最も低い成長率予測値で、「アジア新興産業先進国」という別のカテゴリに入っているシンガポールは5.7%の成長が予測されている。
IMFは、マレーシアの経済回復は主に個人消費に牽引されると予想。雇用状況の改善と高い消費者物価が個人消費を伸ばすと予想した。マレーシアのインフレ率は2010年は2.0%、2011年は2.1%と予測。ASEAN5ヵ国の中で最もインフレ率が低い国のひとつだと予想した。
アジアの輸出依存型経済の課題としては、経済成長の元を国内消費に移すことが重要だと指摘。各国の国内需要刺激型の経済対策は効果をあげているが、特にASEAN諸国、フィリピン・タイ・マレーシアにおいてはさらに国内需要を刺激する必要があると分析した。これに対し、韓国・日本の成長はサービス分野の生産性向上が大きく影響すると指摘した。
今後は、経済刺激策の終結のタイミングを図ることが重要になってくることが指摘、一方先進国の回復の度合いがリスク要因として働くと指摘した。
IMFの経済成長予測値は世界銀行(WB)の予測値5.7%、アジア開発銀行(ADB)の予測値5.3%をやや下回っている。

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