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金融

2008年10月20日

マレーシアも預金全額保護を決定

〈クアラルンプール〉
財務省と中央銀行バンク・ネガラは10月16日、預金保護の上限を廃止、2010年12月まで全額保護を行うことを決定した。欧米金融機関の破綻による金融機関への不安が高まる中、預金流出を防ぐのが狙いであると見られている。預金保護の上限は6万リンギ(約173万円)とされていた。この措置はマレーシアの金融システムの安定性を図るための1つの手段で、預金者の信用を高めるために先手を打った形であるという。預金保護はマレーシア預金保険公社(PIDM)が行い、PIDM加入金融機関である国内の金融機関と、現地法人化した海外金融機関の預金(イスラム式預金を含む)が対象となる。同時にバンク・ネガラは、金融機関の流動性調節制度を保険会社、タカフル(イスラム式保険)会社にも広げることも明らかにした。
マレーシア銀行協会(ABM)のアブドル・ハミディ会長は、国内金融機関は健全であると強調。1997年のアジア通貨危機以来、さまざまな規制が導入され、銀行会計の監視が常に行われるようになったことに加えて中銀はストレス・テストを好況時にも行うなど、様々な対策が取られていることを理由に挙げた。
シンガポール当局も16日、2万シンガポールドル(約138万円)となっていた預金額保証を2010年12月まで全額保証の措置を取ると発表した。預金保護上限廃止の措置は▽香港▽インドネシア▽豪州▽ニュージーランド一一でも実施されている。

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