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政治

2008年10月15日

アンワル元副首相、内閣不信任案は提出せず 当面、予算案見直しに注力

〈クアラルンプール〉
野党連合・人民同盟(PR)を率いるアンワル元副首相は10月13日、下院議会で国政復帰後初の演説を行い、大型開発プロジェクトを盛り込んだ政府の2009年度予算案を批判した。記者会見でアンワル氏は、本国会で政府への追及を強め予算案見直しの実現に注力したい考えを強調。注目されていたアブドラ内閣に対する不信任案提出は当面行わない考えを示した。
アンワル氏は演説の中で、政府系メイバンクによるインドネシア銀行株の高額買収やテレコム・マレーシアによる高速ブロードバンド計画、王立マレーシア空軍によるヘリコプター12機の購入といった大型財政支出に疑問を呈し、マレーシアの景気動向を考えて予算配分を景気対策にまわすよう見直すべきと指摘した。
■政権交代論はハッタリ?■

アンワル氏は政権交代の日と予告していた9月16日、31人のBN議員が野党へのくら替えに同意したと述べた上で、アブドラ首相に対して「スムーズな政権交代のため」として内閣不信任案の提出を前提とした臨時国会開催やアブドラ首相との単独会見を求めたがことごとく拒否されていた。その後はアブドラ首相のナジブ副首相への政権委譲スケジュールの前倒しなどのニュースに隠れて目立った動きは見せておらず、通常国会の開催に伴い内閣不信任案を提出するかどうかに注目が集まっていた。
31人の造反議員の名前は明かされておらず、真相は当の造反議員とアンワル氏以外は知らない状況だ。さらにアンワル氏は12日、政権交代の実現に向けた期限設定を事実上棚上げする発言を行っており、与党側は政権交代論はハッタリだったとして攻勢を強めている。

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