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国際

2008年4月10日

STエアロスペース、米国の顧客が倒産

航空機保守のシンガポール・テクノロジーズ(ST)エアロスペースの米国の顧客で、格安航空のスカイバス・エアラインズが会社更生法の適用を申請した。事実上の経営破たんだ。STエアロは欧州エアバスを通じ、2006年末に12年契約で、保守・技術サービスをスカイバスに提供する契約を結んでいた。
STエアロは、「スカイバスは重要な顧客だが、破たんによるわが社への影響は少ない」との声明を発表した。
STエアロは最大66機に対し保守サービスを提供するはずだった。契約額は6億3,500万Sドル(約471億円)。昨年中ごろにサービスの提供を開始した。サービス提供のため機器を購入したが、少額だという。
STエアロは東南アジア最大の兵器メーカー、STエンジニアリングの子会社。モルガン・スタンレーによると、STエンジの受注残は95億Sドル(約7,052億円)だったが、STエアロの契約喪失で85億Sドル(約6,310億円)になる。
豪州マッコーリー銀によれば、スカイバスとの契約で見込まれた収入は年5,300万米ドル(約54億円)。STエンジの年商50億Sドル(約3,712億円)からすればわずかだという。
スカイバスは航空機燃料価格の高騰を経営不振の理由に挙げた。米国ではスカイバス以外に、格安航空3社が最近、破たんした。

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