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社会

2008年7月16日

アンワル氏が任意出頭を拒否、警察は逮捕も検討 警察の嫌がらせに抗議し

〈クアラルンプール〉
再び同性愛の告発を受けていた野党連合・人民同盟(PR)の指導者、アンワル元副首相は7月14日、警察の任意出頭要請を拒否、警察は逮捕も辞さない考えを示している。
アンワル氏の代理人であるサンカラ・ナイル弁護士によると、アンワル氏は12日にいったんは任意出頭に同意し、14日午後2時という日時も指定していたが、その後、警察による家族や周辺の者への嫌がらせや恫喝行為があったとして態度を硬化。抗議の意思を示すために任意出頭を拒否することを決めたという。アンワル氏側は、14日の出頭を約束していたにも関わらず警察が13日の出頭を強硬に求めた上でアンワル氏の自宅に押し掛け、居合わせた家族などに恫喝的な言動をとったと主張している。またアンワル氏が顧問を務める人民正義党(PKR)の幹部らは、14日の下院議会に合わせて国会前で反アブドラ政権デモを行う予定が、警察の過剰ともみえる警備体制のために果たせなかったことにアンワル氏が強く憤っているとも述べた。
出頭を拒否されたバクリ・ジニン連邦犯罪捜査局長は、アンワル氏や弁護士から出頭拒否に関する何ら説明を受けていないと強調。「我々にはいくつかの対策がある」と述べ、逮捕も含めて対応を検討していることを明らかにした。これに対しサンカラ弁護士は、「逮捕を恐れることはない」と述べ、きちんと手続きを踏んだ出頭命令ならばアンワル氏は最大限の捜査協力を行うだろうと応じた。なおサンカラ弁護士によると、アンワル氏は16日に警察に任意出頭する意向だという。
アンワル氏への再度の同性愛疑惑は、6月28日にアンワル氏の助手、モハマド・サイフル・ブカリ氏(23)がアンワル氏に強要されたと訴え出たことから浮上。アンワル氏は、マハティール内閣で副首相を務めていた1998年に同性愛容疑で逮捕され失職。捜査を妨害したとして職権濫用に問われた裁判では2002年にアンワル氏の有罪が確定したが、同性愛容疑については2004年に連邦裁が無罪判決を言い渡していた。

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