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社会

2010年1月20日

ドラゴンボート転覆で6人死亡、安全管理への批判高まる

〈ジョージタウン〉

ペナン州ジョージタウンの海上で1月17 日、練習中のドラゴンボートが転覆し、高校生5人と教師1人が死亡した事故で、高校側の安全管理に問題があったのではないかと指摘する声が挙がっている。
事故に遭ったドラゴンボートに乗っていたのはチュンリン高校の生徒15人と教師1人、インストラクター2人の合わせて18人で、7月に予定されている国際レースに向けて練習していたが、大波に遭ってボートが転覆、6人が溺れて死亡した。遺体は事故現場から1キロほど離れたウェルド・キー近くの埠頭やラジャ・ウダ・フェリー・ターミナル付近で発見された。
犠牲となった高校生の父親は、高校側が練習場所の安全を確認しなかったことが転覆につながったとしてチューリン高校を起訴する方針だとコメント。練習が行われていた付近の水域は大型船が航行するため危険だったと強調した。英字紙「ザ・スター」によると、18人のうちライフジャケットを着用していたのはたったの3人で、通常の練習でもライフジャケッ
トは着用していなかったという。
国営「ベルナマ通信」によると、現場付近の漁師は、港近くの海域でドラゴンボートの練習が行われていたことに驚いたとコメント。大型船が貨物を下ろす場所で、大きな波が来る危険があるため、地元の漁師や小型ボートも近づかない場所だという。また事故現場は昨年、「ペナン・ペスタ・オープン・ドラゴン・ボート・レース2009」が開催されたバンダル・スリ・ピナンの埠頭から1キロメートル足らずの場所であったため、昨年のレース開催場所近くで練習していたのは無理もないとの声もあり、そもそもレースの開催場所が危険だったとして観光局を批判する声も出ている。
ペナン港は、ペナン海峡をはじめとする同州海域で娯楽・スポーツ目的で水域を利用する場合は当局に事前に届けることを義務付けている。同州のリム・グアンエン首相は、高校と関連機関に今回の事故に関する説明を求めるとコメントした。

 

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