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日系企業

2008年3月28日

マレーシアは「裾野産業不足」、日系企業認識

〈東京〉日本貿易振興機構(ジェトロ)は3月26日、海外に拠点をもつ企業の本社を対象に行った「日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査」結果を発表、マレーシアについてはビジネス・リスクにおいて「人件費が高い、上昇している」「関連産業が集積・発展していない」で比較的低い評価となった同調査は、2007年11月~2008年1月にかけ日本国内の会員企業のうち、「製造業」、「商社・貿易業」、「卸・小売業」に該当する2,626社を対象に実施したもの(有効回答数733社、有効回答率27.9%)。経済情勢の変化などに対する日本企業の海外事業活動の動向、海外・国内事業展開への取り組み、中国における事業展開、アジアのビジネス環境などについて質問した。
アジア主要8カ国のビジネス・リスクに関する質問では、マレーシアは全般的にリスクが低いと評価されたが、「人件費が高い、上昇している」は4位でタイや中国より評価は高かったが、ベトナム、インド、インドネシア、フィリピンより評価が低かった。「関連産業が集積・発展していない」は5位で、中国やタイ、シンガポールより低い評価だった。
一方ビジネスにおける魅力については、マレーシアは「現地情報やサービスを入手しやすい」「市場の閉鎖性・特殊性が少ない」で3位に入ったほか、「語学上の障害が低い」「優遇措置・インセンティブが充実している」で4位だった。「教育水準が高い」はベトナムやタイを下回り、5位にとどまった。
ジェトロ・クアラルンプールは、研究開発機能の部分など、あまり日本にマレーシアの状況が知られていないのではないかと指摘した上で、裾野産業が足りないとの項目でマレーシアが第5位にランクインされている点など、マレーシア政府に対して訴えていくべき部分もあるとしている。
そのほかの調査では、研究開発拠点の設置先として中国がトップだが、中国でのビジネス拡大意欲は高水準を維持するもやや低下の傾向、中国の人件費高騰とインド・ベトナムのインフラ未整備が課題といった企業の見方がわかった。

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