〈ジョージタウン〉
ペナン州産業のけん引役を30年間担ってきた自動機器製造業が、現在中国の追い上げによって衰退の危機に瀕している。
ペンタマスター・コープのC.B.チュア名誉会長は、昨今中国の自動機器メーカーは先進的・革新的デザインの製品を開発する力を持ち始め、競争力のある価格で発表していると指摘。
2、3年以内に中国はマレーシアを追い越すだろうと危機感をあらわにした。また、中国の優秀な人材に対し、マレーシアの現状は、若いエンジニアたちはデザインに関して能力が劣ると批判。製造工程管理など、技術や能力をあまり必要としない仕事を好む傾向にあるため、デザインは年季の入ったデザインエンジニアに依然頼っている状況があり、数年後には自ら製品を作り出すことをあきらめ、中国製品の販売会社に転じなければいけないかもしれないと語った。
ATシステマイゼーションのベー・ライリエン社長も、中小企業(SME)において能力の高い技術者が不足していると指摘。中国ではSMEの工場では通常短大卒以上の技術者が勤務しているが、マレーシアでは高卒が標準の教育水準だと説明。また、中国人技術者を研修に送ると、準備すべきものなどをいろいろ質問されるが、国内技術者は講習時間の長さに文句を言うばかりであり、学習意欲の違いも歴然としていると語った。
MMSベンチャーズのT.K.シア社長は、国内大学の機械科では実践的な学習よりも理論的な学習が多く、即戦力のある技術者を育てることができていないと指摘。デザイン能力のある新卒者が必然的に少なく、またコスト面でも苦戦しているため、政府が何らかの形で援助してくれることを期待すると語った。
ペナン州技術開発センター(PSDC)のブーンラー・ソムチット最高経営責任者(CEO)はデザイン・開発の部門においては、1~2年間の研修、勤務実績がないと即戦力のある人材は育てられないと指摘。PSDCは現在短大卒・大卒技術者に対し、卒業後の追加教育として最短で即戦力のある人材を育てるようなコースを開発中だと説明した。政府に対し、第10次マレーシア計画(10MP、2011-2015年)の中にこのコース(6~8ヵ月間)を取り入れるよう働きかけを行っていると語った。
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