政府はジュロン島における液化天然ガス(LNG)ターミナル開発事業を引き継ぎ、国有化することを決定した。ターミナル事業は入札を経て、シンガポール・パワー子会社のパワーガスと仏GDFスエズのチームに発注されたが、資金調達で困難が生じて工事が遅れており、介入が必要と判断した。
パワーガスのチームは昨年8月から工事に取り掛かっていた。しかし金融危機を発端とする信用収縮で資金調達が困難になり、調達コストも増大した。
既に工事は1年ほど遅れており、最終的に2~3年の遅れが予想されるため、政府は買い取りを決めた。
発表に当たったイスワラン通産担当上級国務相は「天然ガス需要の増加、またLNGの域内取引など将来予想される事業機会に対応できるよう、可能な限り早期にターミナルを整備することがシンガポールの利益になる」と語った。
当初計画では2012年に稼働の予定だったが、2013年にずれ込む見通しだ。エネルギー市場監督庁(EMA)が中心になってシンガポールLNG公社を設け、ターミナルの開発・運営にあたる。
今後の日程では、年内にエンジニアリング・建設工事を発注する。15万トンのタンクを2基設置し、年間貯蔵能力は300万トンになる。
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