ニュース

インド製薬会社、日本後発医薬品市場の主要プレーヤーに

インド2009年05月11日 14:50

〈ムンバイ〉
過去3年間に日本市場に進出したインドの指導的製薬会社、Ranbaxy/Lupin/Zydus Cadila/Dishman等は、30億米ドル(約2,960億円)の日本後発医薬品市場の10~15%のシェアを占めている。日本保健産業の再編に伴い後発医薬品市場は向こう数年間に急成長するものと見られている。


インド最大の製薬会社Ranbaxy Laboratoriesは2005年に日本ケミファと50:50の出資率で設けた合弁会社を通じ日本市場に進出した。同社は、糖尿病薬/抗感染薬/抗アレルギー薬/抗菌薬/低血圧症薬領域のボグリボース(voglibose)/クラリスロマイシン(clarithromycin)/アムロジピン(amlodipine)を初めとする5製品を日本市場に投入している。特にボグリボースとクラリスロマイシンは日本後発医薬品市場のトップ・セラーに数えられる。Ranbaxyは2007年に日本市場で2,800万米ドル(約27億6,000万円)を稼いだが、第一三共に買収されたのに伴い、昨年日本ケミファとの提携を解消した。


Lupinは2007年10月に日本後発医薬品市場第8位の共和薬品工業株式会社を買収し、日本に進出した。LupinのKamal K Sharma重役(MD)によると、規制の厳しい日本にプレゼンスを築くのは極めて難しく、どうしても製造拠点を設ける必要があると言う。


Zydus Cadilaは2006年に日本に進出後、日本国内の病院やその他の医療機関4000以上にコネクションを持つ日本ユニバーサル薬品を買収した。同社は毎年5~6種類の製品を紹介し、数年内に40~50種類の医薬品を日本市場に紹介することを目指している。


グジャラート州Ahmedabad拠点のDishman Pharmaceuticals and Chemicalsは、創業30年のマーケッティング会社アズロ株式会社と合弁でDishman Japanを設立した。


米国と欧州における後発医薬品のマージンが縮小する中、大手や中堅の益々多くのインド製薬会社が世界第二の後発医薬品市場日本に注目している。日本市場で活躍する主要インド企業にはこの他Bioconが含まれる。


業界アナリストのRanjit Kapadia氏によると、日本の後発医薬品市場は依然極めて小さいが、日本政府は医療コストを引き下げるため後発医薬品の使用を奨励している。日本の50社あまりの後発医薬品会社の大部分は中小規模で、大規模なものは10社前後に過ぎない。早期に日本進出を果たしたインド企業は今後急成長が予想される同国市場のより大きなパイを手に入れることができる。日本政府は後発医薬品のシェアを現在の17%から2012年までに30%以上に拡大することを目指していると言う。

提供:SEAnews

関連記事

powered by weblio


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメント

記事中に一部誤りがありました。

Lupinが2007年10月に買収したのは、協和発酵工業株式会社ではなく、共和薬品工業株式会社です。

上記お詫びして訂正させて頂きます。

投稿者 アジアエックス編集部 : 2009年05月12日 11:03

この記事に関するコメントを投稿

ページの先頭に戻る