世界的な経済低迷で航空需要も減退が予想されているが、政府はセレターにおける航空宇宙団地開発を予定通り推進する。
イスワラン通産担当国務相は10月14日、MRO(保守・整備・オーバーホール)業に関する会議で、「航空機・同部品に対するMROなど、航空産業は短期的には需要減に見舞われるが、長期的には有望な産業だ」との見解を示した。
このため景気が上向く時に備え、開発を進めるという。イスワラン国務相はまた、現在の低迷を「インフラを整備し、人材を育成する好機」と指摘した。
政府はセレター空港と周辺を、敷地面積300ヘクタールの航空宇宙産業団地として2018年までに再開発する。現在、第1期が進行中で、航空機エンジン大手の英ロールスロイス、米プラット・アンド・ホイットニーの進出が決まっている。シンガポール・テクノロジーズ(ST)エアロスペースは既存工場を拡充する。滑走路はエアバス320型機やボーイング737型機が離着陸できるよう、拡張する。
シンガポールの航空宇宙産業生産高は1990年以降、年平均13%の成長を続けており、昨年の生産高は69億Sドル(約4,800億円)だった。
航空需要の低迷がMRO産業に影響するのは少し先になる見通しだ。
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