シンガポール初のフォーミュラワン(F1)レースが成功裏に閉幕した。F1初の夜間レースということで注目を集めたが、イスラワン国務相(通産担当)は「今後、夜間レースが他の国でも実施される可能性があり、アジアの他の都市も開催地に追加される」とし、今回の開催で得た教訓を糧に来年のレースをさらに良いものにする必要性を訴えた。
F1シンガポールグランプリは5年契約。来年の開催予定地に新たに加わるのはアブダビ。夜間レースは日本で実施される見通しだ。このためシンガポールグランプリの魅力を増すための工夫が必要だという。
問題点として指摘されたのは、道路封鎖、迂回が1週間近く前から実施されたことだ。初回開催ということで安全を期したためだが、来年からは封鎖期間を最長で2日に減らす。
プラス効果では、飲食店、接客業、娯楽施設の売り上げが20~30%増加した。しかしサーキットに近い商店では、道路封鎖、混雑で客足が遠のき、売り上げが減ったところもある。将来的にはこうした商店もレース関係行事に組み入れることを検討する。
観戦目的に入国した外国人は控え目に見積もって5万人で、目標の4万人を上回った。グアテマラなど遠隔地からの来訪者もいた。