(クアラルンプール)
AMMBホールディングスのチア・テッククアン社長は、債券市場の低迷を背景にマレーシア企業の多くが銀行からの資金調達にシフトする傾向にあると述べた。
チア社長は世界的な金融不安により国内債券市場も打撃を受けているとし、米国政府による7,000億米ドル(約75兆円)の救済措置によって金融不安が解消されることを望んでいるとコメントした。
またAmインベストメント・バンクのプシュパ・ラジャドゥライ取締役は、マレーシアの企業は経営体制が健全なため価格の見合わない債券を発行するより銀行融資に頼る傾向にあると指摘。一方の銀行側も融資に関して厳格な体制を取っており質の高い企業のみに厳選、融資も銀行数行で行うシンジケート・ローン(複数の金融機関が合同で、同一の条件に基づいて融資を行う手法)を提供する傾向にあると述べ、マレーシアでは流動性資産が十分だが投資家心理が弱気傾向にあると指摘した。
プシュパ取締役はまた、Amインベストメントでは弱気市場につき顧客企業に対して新規株式公開(IPO)の延期を提案、2009年第2四半期ごろには債券市場の勢いが回復するとの予測を示した。