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【F1シンガポールGP】第3日目決勝、アロンソが優勝、中嶋8位入賞!

シンガポール2008年09月29日 10:00
【F1シンガポールGP】第3日目決勝、アロンソが優勝、中嶋8位入賞!

9月28日(日)F1決勝の結果です!


さすがに決勝の日だけあって、F1セレブ達をピット裏で見かけるようになりました。ワールドチャンピオンを2度獲得した事があるミカ・ハッキネンや、60年代後半から70年代前半にかけてワールドチャンピオンを3度獲得し「フライング・スコッチ」と呼ばれたジャッキー・スチュワート卿といった人達の姿もあり、多くのテレビカメラや取材陣が囲んでいました。毎年数百億円の予算を必要とするF1チームのスポンサー企業のトップ、そしてリー・シェンロン首相も。


前夜、シンガポールのナイトライフには絶対に欠かすことの出来ないクラブ「ZOUK」ではF1にちなんだ大イベントが開催されていて世界的に有名なDJ Carl Coxがプレイしていましたが、彼の姿もピット裏で見かけました。
世界各国のあらゆる業界のセレブも注目するF1シンガポールグランプリ。
決勝レースは今年類を見ないほどの大波乱の展開となりました。


F1シンガポールGP予選でポールポジションを獲得し、チャンピオンシップ首位に立つ可能性が非常に高くなったフェリペ・マッサ(フェラーリ)に世界中が注目する中で決勝がスタート。
スタート直後は大きなトラブルやクラッシュもなければ目立ったオーバーテイクも見られず、トップのまま快適に周回を重ねていたフェリペ・マッサ(フェラーリ)にまさかの大トラブル!ピットにおいて燃料補給のためのポンプがマシンにつながれたままピットレーンに戻っていってしまったのです。フェラーリのスタッフは大慌て!!!フェラーリのピットから飛び出したスタッフ達がピットレーン出口の手前でストップしているマッサの元へ走って行ってポンプを取ろうとしましたが、すでに時は遅く、熱を帯びたマシンにすっかり食い込んでしまったようでなかなか取れません。これでリタイアかと思われましたが、コースには復帰。しかし結果は13位となってしまいました。


マッサが今回優勝してルイス・ハミルトンが3位以下でフィニッシュした場合はチャンピオンシップの首位に立つことが出来ただけに、マッサのファンにとって非常に残念な結果です。
コンストラクターズランキング首位のフェラーリとしては2位マクラーレンを引き離すためにもポイントをさらに稼いでおきたかったところですが、マッサのトラブルに加えて、残り数周となった段階で5位走行中だったキミ・ライコネンがハンドルを取られてバリアに接触、あっさりリタイア。チームとしてのポイントが1点も取れずフェラーリにとって悲劇のシンガポールグランプリとなりました。


F1シンガポールGP一方、素晴らしかったのはウィリアムズ勢の活躍。
中嶋一貴も自己最高位10番グリッドからのスタートで、決勝ではトゥルーリをオーバーテイクしてみせるなど非常に調子が良い事が伺えました。
チームメイトのニコ・ロズベルグに至っては荒れたレースで一時はトップを走っていました。が、途中で他の車を妨害したとしてピットで20秒のペナルティ。にも関わらず、大きなダメージを受けることもなく上位のままサーキットに戻ることが出来、そのまま逃げ切って2位でフィニッシュ!ニコ自身、「ペナルティを受けることになった段階でもう終わりだ、と思ったが、いいポジションで戻ることが出来て本当に良かった、すごく嬉しい」と笑顔で言っていました。


逆に同じペナルティを受けたドライバーでも明暗が分かれました。
チャンピオンシップ争いで現在3位のロバート・クビサ(BMW)は後方に沈んでしまい、オーバーテイクもほとんど出来ないまま11位。


さて、今年のルノーはマシンの完成度が低く苦戦を強いられていたフェルナンド・アロンソ(ルノー)でしたが、フリー走行2回目と3回目でトップをマークし、久しぶりに彼の活躍を見たいという衝動に駆られた人も多かったと思います。しかし予選ではマシントラブルで走行不能となりQ2で敗退。今まで経験したことのない燃油システムの問題だった、と彼は説明していましたが、決勝では15番グリッドからのスタートとなってしまい、悔しさもひとしおだったと思います。
決勝が始まる頃にはアロンソの復活を信じる人はほとんどいなかったでしょう。


が、なんと!


大荒れに荒れたシンガポールグランプリの決勝で、各ドライバーがトラブルに見舞われたりペナルティを受けたりしている中、淡々と後方から確実に詰め寄ってきていたアロンソがついに首位に立ったのです!さらに、後ろのニコ・ロズベルグ、そのまた後ろから来るルイス・ハミルトンとの差もどんどん広がります。すると、クラッシュを喫したマシンが!破片が飛び散りイエローフラッグが振られ、セーフティカーによる誘導が入ってしまったのでオーバーテイクはおろか、F1シンガポールGPせっかく作った後方のドライバー達との差もすっかり縮まったのです。しかし、そこはワールドチャンピオンを最年少で獲得、ドライバーとしての腕は現在のF1ドライバーの中でも1番だと言われているアロンソ。ロズベルグとの差をもう一度築くことに成功し、ついにトップでチェッカーを受けました!!


F1シンガポールGP結果は以下の通り。
1位フェルナンド・アロンソ(ルノー)
2位ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)
3位ルイス・ハミルトン(マクラーレン)


4位にトヨタのティモ・グロックが入りました!トヨタはトゥルーリがリタイアしていただけに貴重な4位。
そして5位セバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソ)。トラブルやクラッシュやペナルティといった番狂わせな出来事がドライバー達を翻弄する大波乱なレースの中、ベッテルはほとんど何の影響も受けず常に入賞圏内を走行。別次元の宇宙にいるかのようでした!


中嶋は8位入賞!ウィリアムズにとって多くのポイントを獲得できた実りあるグランプリとなりました。
ホンダはジェイソン・バトンが9位、ルーベンス・バリチェロはリタイアという結果でした。


初開催のシンガポールグランプリでしたがグランプリ会場への行き来もとてもスムーズだったと思います。
混むんじゃないかな、と思って会場に足を運ばなかった人達もいたと思いますが、非常にうまく運営されていましたので、ぜひ来年は生でF1体験してみてください!


(レポート 畑 路纓)

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