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タイの新首相にソムチャイ氏、短命内閣の可能性

タイ2008年09月19日 09:35

タイの国会は最大与党「国民の力党(PPP)」副党首のソムチャイ首相代行を首相に選出した。しかし反政府勢力の反発は収まる気配はなく、新首相は困難な舵取りを余儀なくされる見通しだ。サマック前首相はテレビ番組出演で報酬を得たことが憲法違反とされ失職した。
 

PPPはソムチャイ氏擁立に際し結束力にほころびを見せた。主流派がソムチャイ氏に難色を示したからだが、首相指名選挙では与党連合が一致して支持。同氏は298票を獲得した。野党・民主党が立てたアビシット氏は163票。
 

ソムチャイ氏は元法務次官。チュラロンコン大学安全保障・国際問題研究所のティティナン理事は「ソムチャイ氏は、2006年の軍事クーデターで失脚したタクシン元首相の義弟という汚点がある」と指摘。反政府勢力の市民民主化同盟(PAD)や上院議員の協力は得られないとの見通しを示した。しかし政策決定では見るべきものがあるという。
 

PPPは党幹部の選挙違反が認定されており、憲法裁判所は解党を命令する可能性がある。判決は年内の予定。
 

こうした状況からPPP内では議会解散、総選挙に向けた準備が進められており、ソムチャイ氏は短命政権に終わる公算が大きい。

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