〈ジョホールバル〉
シンガポール政府は、ジョホール州の王族、マレーシアの高等弁務官事務所職員などのVIPに与えられていたシンガポールへの陸路入国の際の特権を廃止した。以前は、交通渋滞を避けるため、VIPに限りコーズウェイ(連絡道)及び第2リンクのバス用レーンを使うことが許されていた。
テロ組織「ジェマ・イスラミア」のマス・セラマット・カスタリ幹部の逃亡を受けた、シンガポール当局による陸路国境のセキュリティー強化措置の一環。情報筋によると、シンガポール当局はマレーシアの高等弁務官事務所に2週間前に新ガイドラインを書簡で通知したほか、ジョホール州スルタン王宮にも連絡したという。ただしジョホール州スルタン(州王)、皇太子、閣僚の乗る車は引き続き優遇される。
今回の対象から外れたVIPの一人は、ブカ・プアサ(断食時間終了)のイベント参加のためにジョホール州ヌサジャヤに帰る途中に、マレーシアの国旗をつけた公用車に乗っていたにも関わらず、シンガポール入国管理局の職員に止められた。同幹部は、マレーシア国旗を侮辱する行動だと非難。公務でシンガポールとジョホールを頻繁に行き来する自分たちにも優遇策は必要だと主張している。