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「華人差別発言」幹部を3年の党籍停止 UMNO最高評議会が決定

マレーシア2008年09月12日 07:30

〈クアラルンプール〉 
与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)は9月10日、最高評議会会議を開催、「華人は間借り人」発言を行い華人政党などから非難されているペナン州ブキ・ベンデラ地区のアハマド・イスマイル区長を3年間の党籍停止処分とすることを決めた。同氏の党内におけるポストも自動的に剥奪されることになる。


与党連合・国民戦線(BN)で共闘するマレーシア華人協会(MCA)や人民運動党(ゲラカン)はUMNO最高評議会による処分決定を評価する姿勢を示しており、BN分裂の当面の危機は遠のいた。厳しい処分を課されたアハマド氏は決定を受け入れる方針だが、華人政党などが要求していた謝罪は改めて拒否。特にアハマド氏を執拗に批判していたゲラカンのコー・ツークン党首代行(前ペナン州首相)らに対する不快感を改めて示した。


アハマド氏の処分については、最高幹部会でも意見が分かれた模様だ。アハマド氏に同情的なある評議員は、2007年にゲラカン青年部副部長がUMNOリーダーシップに対して批判した事件でのゲラカンの対応と比較、アハマド氏を処分する必要があるのかと疑問を呈した。アハマド氏への党内の同情は、華人政党だけでなく華字紙を中心とするメディアが扇情的に報じ、事を必要以上に荒立てたとの思いが背景にある。記者会見の中でアブドラ総裁(首相)は、メディアの報道の是非については内務省などの関係機関が調査を行うことになると述べた。


UMNO青年部のヒシャムディン部長(教育相)はアハマド氏処分の決定について、民族対立を煽ったりBNの分裂に繋がるような言動を許さないという決意の表れだと評し、他のBN構成党もこれに習って言動を慎むべきと述べ、非マレー構成党の行動や発言にクギを刺した。

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