ニュース

シンガポール史に詳しいターンブル氏、急死

シンガポール2008年09月12日 07:00

シンガポールの歴史に詳しい英国在住のマリー・ターンベル氏が5日、急死した。81歳だった。英保護領時代のマラヤ連邦(現マレーシア)の行政官で、その後は大学で歴史を教え、著作は信頼の置ける資料として広く引用されている。


著作の1つにストレーツ・セトルメンツがあり、シンガポール政府はマレーシアと争ったペドラ・ブランカ島領有権をめぐる国際司法裁判所での裁判で、この本の内容を主張の根拠の1つとして利用したほど。


ターンベル氏は著作「シンガポールの歴史」の第3版に取り掛かっていた。娘のペニー・レイナーさんによると、定例健康診断で大動脈に傷が見付かり手術が予定されていたが、診断の5時間後に急死したという。
 

ターンブル氏は英国生まれ。1952年にマラヤに赴任し1955年まで勤めた。女性で植民地の行政官に任命されたおそらく最初の英国人だという。
 

退任後はマラヤ大学、その後はシンガポール大学で歴史を教え、1971年に香港大学に移籍。77年に「シンガポールの歴史」を執筆、出版した。シンガポールの歴史について信頼できる著書と評価されている。
 

英字紙ストレーツ・タイムズのことにも詳しく、同紙の要請で「ストレーツ・タイムズの150年」も書いた。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメント

この記事に関するコメントを投稿

ページの先頭に戻る