〈北京〉
人民元の対ユーロ相場の中値が今年第2四半期(4~6月)に入ってから上昇を続け、9月2日に初めて1:10という重要な大台を突破した。
中国外為取引センターの統計によれば、2008年9月2日の外国為替市場での対人民元相場の中値は、1ドル=6.8359元、1ユーロ=9.9667元、日本円100円=6.2986元、1香港ドル=0.87577元、1英ポンド=12.2561元となった。
外為改革以降、人民元の対ドル相場の大幅な上昇と比べ、対ユーロの相場は緩やかな双方向変動の展開であり、1ユーロは10元近くにとどまっている。ただ、07年下期から08年第2四半期までは元安傾向が続き、1ユーロは11.20元台に近くなった。外為改革以降08年6月末までは、人民元の対ユーロ相場は合計7.54%の元安となった。
第2四半期から、人民元の対ユーロ相場が上昇・加速し、半年間で11元台から10元台にあがった。これまでに、外為改革以降、人民元の対ユーロ相場は合計0.24%上昇した。
ある銀行立会人は、「このごろのユーロ圏の経済速報から窺える衰退兆候とともに、ドルの反発にもおされてユーロは軟調となり、人民元の対ユーロ相場の上昇をもたらした」という。アナリストによると、「米国の輸入需要の継続的な低迷と中国の外国貿易の多様化に伴い、中国ではEU各国が重要な貿易相手国となっている。このような背景の下、人民元の対ユーロ相場の変動幅は緩やかだが、輸出入企業は今後の外為相場に必ず目を向けていなければならない」と警告している。