〈クアラルンプール 〉
2007年度の公会計監査報告が9月1日発表されたが、国家会計検査局(NAD)によるとほとんどの政府機関において適正な会計管理が行われているとの結果が出た。
2007年より、監査の結果を「評価指数(IA)」によって格付け、どのくらい法律を遵守して会計を行っているかを評価できるようになった。評価基準は、▽オペレーション管理▽予算管理▽領収書管理▽支出管理▽投資信託・入金口座管理▽資産・在庫管理▽投資管理▽融資管理▽会計報告一一の項目に分かれて格付けされる。
監査対象の212の政府機関は、▽非常に良い(4.7%)▽良い(66.5%)▽基準を満たしている(28.7%)一一に格付けされた。会計報告については、訂正なしで承認を受けたのは、連邦政府機関115カ所、州政府機関44カ所、地方政府機関47カ所のみ。連邦政府機関9カ所、州政府機関3カ所、地方政府機関2カ所が、要訂正・再提出処分を受けた。
報告書によると、2006年の会計検査報告で指摘された問題点はほとんど解決され、連邦政府機関、州政府機関の会計に関しては全般的に改善が見られるという。しかしながら適格団体については監査結果の提出が遅れているため、まだはっきりとした評価は下せないと記している。
■保健省の機材購入、無免許企業が納入■
会計監査報告では、保健省が取り扱い免許を持っていない業者から機材を購入したことが明るみに出た。
同省は、PET-CTスキャン機とサイクロトロン機各1台をプトラジャヤ病院向け、PET-CTスキャン機1台をペナン病院向けにそれぞれ購入。購入価格は3,300万リンギ(約11億円)だった。しかしながら納入業者であるシャリカット・グロテルはX線機械の取扱免許がなく、使用方法に関する研修が行われるべきだったが、業者と政府機関の間で詳細な取り決めがないまま購入が行われたという。
マレーシア医療協会(MMA)のコー・カーリン会長は、これらの機械は高額で、取扱いが繊細なものであるにもかかわらず、購入の際に納入業者の十分な調査が行われなかったと批判。購入後の適正な活用と維持についても十分考慮すべきだと語った。
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