〈北京〉
国家発改委宏観経済研究院の王一鳴副院長は8月17日、2008北京国際プレスセンターで開かれた五輪と中国経済に関する記者会見で、中国CPI(消費者物価指数)が過去3ヵ月低下し続けていることは、中国がマクロコントロールで前向きな効果を上げたことを示したものだが、08年下期、CPIはさらに低下の余地がある見通しだと語り、また次のように述べた。
中国CPIは5月7.7%、6月7.1%、7月6.3%となり、過去3ヵ月低下し続けた。53ヵ国のCPIが2ケタに達している中、中国CPIの低下はマクロコントロールの前向きな効果を物語っている。08年下期、中国CPIはまだ低下の余地はあるが、どれぐらい低下するかは国際エネルギー・原料価格の上昇幅およびコスト上昇傾向が安定するか否かにかかている。
北京五輪のテーマソング「You and Me」を「油と米」に音訳した人がいたが、石油や食糧などの価格への関心度が高いことを物語っている。CPIの低下余地は国際市場のコストプッシュ圧力による影響が大きい。
調べでは、CPI低下は、中国の資源性製品の価格改革のために相対的にゆとりのある環境を創出した。マクロ経済に対する影響力がますます大きくなる資源性製品の価格のいびつさを是正することは、今後、中国の発展や改革において重要な課題となる。
個人的な見方では、資源性製品の価格改革は一つの政策が必要であり、市場需給、生産コスト、環境コストを反映する価格形成メカニズムを築き上げることがその方向となるはずだ。ただ、改革計画、価格調整のタイミングを捉えることが必要だ。生産者ではなく、消費者のほうに補助金の大半を支給すべきだろう。