インドネシアで焼き畑農業が主な原因の山林火災による煙霧(ヘイズ)が発生しており、空の便に影響が出ている。8月8日までに確認された最近の火災発生場所は450カ所。今年は日照りが続いており、通年の火災発生場所は昨年の3万5,000カ所を上回る可能性がありそうだ。
リアウ州では8日朝、煙霧とスモッグで視界が200メートル以下に落ち、ペカンバル空港で航空機の運航に30分の遅れが出た。
西スマトラ州では7日、パダンで煙霧が基準値を超え、気象・地球物理局(BMG)タビン支所の責任者は「人間の呼吸器に悪影響を及ぼすレベルだ」と警告した。
南スマトラ州のBMG支所によると、同地の乾燥度はきわめて高く、風も強いため、火のついたたばこを落としただけで森林火災に発展する可能性があるという。煙霧はまだ悪化していないが、空の便に影響が出ており、また公道では泥炭ごけの火災による煙で視界が悪化し、自動車が低速走行を余儀なくされた。
煙霧拡散はシンガポール、マレーシア、タイにも影響を及ぼすことがあり、インドネシアへの不満を強めている。焼き畑農業以外では、農園開発のための森林焼却が煙霧の原因だ。煙霧の動きは風向きに大きく左右される。