シンガポールは、米ロッキード・マーティンが中心となって開発中の、単座のステルス性をそなえた戦闘機、F-35(開発計画時の名称は統合打撃戦闘機=JSF)を最大100機、数十年にわたり購入する意向のようだ。
米国防総省のプログラム責任者、チャールズ・デービス少将が明らかにした。開発計画には、英国、イタリア、オランダ、トルコ、カナダ、豪州、デンマーク、ノルウェーが出資している。
シンガポールとイスラエルは優先顧客で、イスラエルも100機ほどを購入する見通しだ。米国は2,443機を2,990億米ドル(約32兆円)で購入する。過去最高の軍装備支出だ。
F-35はほぼ同一の機体構造を用いながら、基本形の通常離着陸、艦載機、短距離離陸・垂直着陸という3つの派生型を製造するプロジェクト。
機体下請けはノースロップ・グラマンとBAEシステムズ。エンジンは、プラット・アンド・ホイットニー、およびゼネラル・エレクトリック(GE)とロールスロイスのチームが開発中だ。
2012年に実戦配備の予定。価格は通常離着陸タイプが6,800万米ドル(72億5,000万円)。最も高いのが艦載機で9,000万~9,200万米ドル(98億円)。