マレーシアの政府系投資会社、カザナ・ナショナルが出資するインドネシアのニアガ銀行とリッポー銀行が合併する。インドネシアの銀行規則では、1企業が複数の金融機関を支配下に置くことを禁止しており、合併は規制を満たす狙いがある。
新銀行名はCIMBニアガ銀行で、同国6位行になる。カザナの持ち株比率が18.7%、カザナ子会社のブミプトラ・コマース・ホールディングス(BCH)の持ち株比率が58.7%になる。
合併ではニアガがリッポー株を買い取る方式を採用する。リッポー株主はリッポー株式1株に対しニアガ株式2.8株を手にする。ニアガは119億株の新株式を発行する。
カザナはまた、ニアガ株を1株1,052ルピア(11.88円)、リッポー株式を同2,969ルピア(33.5円)で買い付ける。
新銀行の支店総数は600余り。資産総額は89億米ドル。アナリストによると、相補性が認められる合併だという。しかし一部地域で支店が重複するため、支店は削減される見通しだ。
業務統合に要する費用は1兆1,100億ルピア(約125億円)。支店数が多く、情報技術(IT)システムの改善で費用がかかるという。