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テクスケム、シンガポール新規上場を延期

マレーシア2008年05月26日 10:47

〈ジョージタウン〉 
日系のテクスケム・リソーシズ(TRB)は世界経済が景気後退局面に入ったことを受けて、シンガポール証券取引所(SGX)に傘下2社を新規上場する計画を延期する。小西史彦会長兼最高経営責任者(CEO)は5月22日の年次総会終了後、原油価格高騰やサブプライム問題のマレーシア経済への影響を考慮し、今年下期は慎重姿勢を取る意向を表明した。


TRB は2006年11月、全額出資子会社テクスケム・パック・ホールディングズ・シンガポール(テクスパック)をSGXに上場し、海外投資家の資金を集めた。しかし昨年の上場維持コストが220万リンギに膨らんだことや世界経済の現状を踏まえ、TRBは家庭用品部門子会社と食品部門子会社の新規上場を当面見合わせる。テクスパックの上場は継続する。


今年1~3月期の業績は予想を上回ったが、今年下期は世界的な景気後退の影響を受ける見通し。TRBは食品や家庭用品、電子サプライチェーン分野に照準を絞り、事業拡大を図る。


世界的に需要が供給を上回っている海産物の調達にも力を入れ、昨年漁業当局から取得したトロール漁船5隻の操業免許を活かし、今後数カ月以内にサラワク州沖で遠洋漁業に乗り出す。漁船の調達費は3億5,000万リンギ。マレーシア周辺の排他的経済水域にはキハダマグロなど商業的価値がある魚の漁場が広がっており、小西会長兼CEOは連邦政府が調査に乗り出すことへの期待感を示した。

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