メコン川流域圏6カ国による第3回大メコン(GMS)首脳会議が3月30~31日、ラオスの首都ビエンチャンで開かれ、域内の貿易と投資を推進するため、道路、鉄道などインフラ整備を加速するとの内容を盛り込んだ宣言を採択して閉幕した。
会議に参加したのは、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムおよび中国の首脳。首脳は、インフラ整備による往来の改善を競争力強化につなげることで合意。住民の生活改善、貧困削減を図る。
同時に、人身売買や天然資源の不法取引が増加する恐れがあるため、伝染病、不法移民、環境劣化などの問題にも取り組むことで意見の一致を見た。
会議提唱者のアジア開発銀行(ADB)のインフラ部門責任者、ジョン・クーニー氏は、「ハードウエア面の協力は容易だ。ソフト面の取り組みが課題だ」と語った。
タイからラオスを経由して中国に向かうトラックが国境で面倒な手続きなく、通過できるようにすることなどが、こうしたソフト面の課題としてある。
31日は3号線の開通式も行われた。自動車を利用し、タイのバンコクから中国の昆明までの所要時間が1日余りに短縮される。シンガポールから北京まで自動車で行くことも可能なる。