インドネシアのスハルト元大統領が1月27日午後、入院先の病院で死亡した。86歳だった。スハルト氏は心臓、腎臓、肺の病気で1月4日に入院。容態が安定せず、多臓器不全で死亡した。
遺体は一族の墓所がある中部ジャワのソロに移送された。同地で国葬が行われる。各国から首脳が葬儀に出席する。シンガポールからはジャヤクマル副首相兼法相が出席する。
スハルト氏はインドネシア第2代大統領で、1968年に就任。外国援助、外資導入による経済開発を推進し、開発独裁と称された。
しかし97年のアジア通貨危機の波及で通貨ルピアが暴落。国際通貨基金(IMF)から金融支援を受けるため、IMFの指示に従った経済構造改革を実行したが、公共料金の値上げに対するデモ、暴動を受け、98年5月21日に辞任した。
ユドヨノ大統領は声明で「国家に尽くした偉大な指導者に最大の敬意を表するよう国民に求めたい」と表明。7日間の服喪を発表した。
入院以来、リー・クアンユー顧問相、マレーシアのマハティール前首相ら近隣国首脳がスハルト氏を見舞った。
スハルト氏の業績については、抑圧的、汚職の蔓延を招いた、などの批判もあり、政府から汚職容疑で提訴されていた。