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自民総裁に福田氏、日中関係はさらに改善

日本2007年09月25日 10:00

 自民党は9月23日に開いた両院議員総会で総裁選を行い、福田康夫氏(71)を総裁に選出した。福田氏は9月25日の国会で第91代の首相に指名される。
 総裁選後の会見で福田氏は「国民の信頼を取り戻し、着実に政策を実行する政党に生まれ変わりたい」と自民党建て直しの意欲を表明した。予想外だったのは対抗馬、麻生太郎氏の善戦で、小さい派閥にもかかわらず議員票387票中、132票を獲得し、先行きに可能性を残した。
 福田氏は官房長官としての経験が長く、政府施策に詳しい。経済改革によりもたらされた社会格差の拡大への取り組みが優先課題の1つだ。福田氏は福田赳夫元首相の長男で、「親子2代の首相」は憲政史上初。首相就任年齢も同じ71歳だ。
 日中関係について、中国のアナリストは、福田首相の誕生でさらに改善すると見ている。福田氏は小泉元首相の靖国神社参拝を批判しており、自身は参拝しない意向を明確にしている。
 ただ良好な関係が東シナ海の天然ガス採掘など、2国間に横たわる問題解決に直ちに結びつくかは不明で、北京航空航天大学の王教授は、「1人が一夜にしてすべての問題を解決できるわけではないが、少なくとも歴史問題が影を投げ掛けることはない」と述べた。
 ストレーツ・タイムズの東京特派員は、「自民党は調整能力のある福田氏を総裁に選んだが、総選挙が早期に行われる可能性は変わらない」との見通しを示した。誰が総裁になっても、参議院の過半を野党が握っているとの事実は変わらないからだ。
 野党が法案阻止を目指せば、国民から新たに信託を受けるため福田氏は衆議院を解散せざるを得ない。福田氏自身、「国民も早期解散を望んでいる。多数の意思に逆らえば、結果は明白だ」と、早期解散の必要性を指摘している。
 自民党は予算案が承認された後の来年3月ごろ、総選挙に打って出る可能性があると同特派員は見ている。入院中の安倍首相は自民の両院議員総会にメッセージを寄せ、「政治の空白を招いたことに対し、国民の皆様に心よりおわびする」と陳謝した。

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