交通渋滞による大気汚染に悩まされているインドネシアは、汚染の度合いに応じ主要都市を格付けする計画で、汚染改善が見られない場合、新車(自家用車、二輪車)販売を禁止することも検討する。
ラチュマト国務相(環境担当)によると、首都ジャカルタ、バンドン、セマラン、ジョグジャカルタ、スラバヤ、メダンなどで、5月から8月にかけ汚染調査を行う。
大気が良好と判断された日数は、ジャカルタが年48日。最悪はスラバヤの21日。メダンは24日、バンドンは40日。
ラチュマト国務相は、農村住民の都市流入を挙げ、「公共輸送機関の整備が伴わなければ、健康を害する住民が増え、医療支出も増加する」と懸念を表明した。
自動車業界は販売禁止計画に反発している。
自動車工業会のストリスノ事務局長は、「政府は道路整備など輸送インフラを改善をすべき」との意見だ。
ジャカルタでは、夜間は十分で行ける距離が、ラッシュ時には1時間以上もかかるという。
バンドン工科大学のオフヤル氏は、道路輸送インフラ用土地面積の割合がインドネシアの都市は5%以下と極めて低いことが問題と指摘している。米ワシントンは28%。