イスラム式銀行業務が拡大している。アジアン・バンカーが実施したイスラム銀行業務に関する調査で、イスラム銀行、商業銀行のイスラム銀行部門が2005年に保有していた資産は計400億米ドル近くで、前年と比べ21%増加した。域内の上位銀行300社の資産増加率は7%。
アジアン・バンカーはアジア太平洋地域で上位40のイスラム銀行を、イスラムの戒律を満たした資産額で調べた。
ランク入りしたのは、バングラデシュ、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、パキスタン、フィリピンの銀行で、1位はマレーシアのマラヤン・バンキング(メイバンク)のイスラム銀行部門。イスラム資産額は64億米ドル。2位はイスラム式銀行で最大手のバンク・イスラム・マレーシア。
国別ではマレーシアが首位で、17銀行の資産額合計は283億米ドルと、上位40位の合計の73%を占めた。
アジアン・バンカーのツァン・ウェイ調査アナリストによれば、「間違いなくマレーシアは域内のイスラム銀行センター」だという。
しかし上位40行の資産利益率は0.76%という低さ。うち赤字だった
銀行も6社あった。イスラム式金融では利子を禁止するなど業務上の制約が足かせとなっているもようだ。