政治不安、為替規制で揺らいだタイ経済に対する投資家の信頼は、首都バンコクで大晦日から1日未明にかけ起きた連続爆弾テロでさらに損なわれた。
バンコクでの連続爆弾テロは初めて。年末年始の休業から3日再開したタイ株式市場は下落し、事件は経済に影を落としている。
事件では3人が死亡。犯行声明は出されていないが、暫定政府は南部のイスラム武装勢力による犯行の可能性を否定。タクシン前首相の支持者による犯行であることを示唆した。
タクシン前首相は2日公表した声明で、自身の関与を否定。南部のイスラム勢力が関与した可能性を指摘した。
トリニティー証券のアナリストは、「南部勢力あるいは前首相派の仕業であるかどうかにかかわりなく、テロの目的ははっきりしており、それは達成された。現政権およびクーデターを起こした軍人らで組織する国家治安評議会の信用を落とすのが狙いだ」と述べた。
観光への影響が懸念されている。旅行業者は、「深刻な事態だ。今は観光客、特に欧州からの客が最も多い時期で、影響は必至だ」と語った。
通貨バーツも値下がりが予想されている。