イランは14日、同国の核開発計画を理由に米国がイランの銀行に制裁を科した事に対抗し、米ドル建て取引を最小限に抑制する方針を明らかにした。
通信社電によると、ダブド・ダネシュ・ジャファリ経済相は、「米国の一部の銀行はわが国の米ドル取引を邪魔しており、報復措置として米ドルへの依存を減らし、取引を最小限にとどめる」と語った。
米財務省は9月、イラン国営サデラト銀行はテロリストに資金支援しているとし、米資本の銀行との取引を禁止した。
イランの銀行筋によると、欧州の有力銀行も米国の制裁を恐れ、イランとの米ドル建て取引を拒否するようになっている。
この結果、イラン企業は米ドル以外の外貨を使うか、アジアの銀行経由という手数料と時間のかかる方法に頼らざるを得ないという。
イラン輸出入銀行関係者は、「米国の措置でイランは金融面でリスクの高い国になった。こうした状況では、イランに大型融資を実行する銀行はまずないだろう」と語った。
同関係者が推奨する通貨はユーロや英ポンド。米ドルがどうしても必要な場合、イラン通貨(リアル)をいずれかの外国通貨に替え、それを米ドルに替えるという方法がとられている。