インドネシア中央銀行が再利上げに踏み切った翌日の7日、タイ中銀も政策金利を3.25%に0.5ポイント引き上げた。域内の銀行関係者は、フィリピン、マレーシアも自国通貨防衛のため追随利上げすると予想しており、域内経済は減速の可能性が高まっている。
タイの政策金利上げは今年に入り7度目。タクシン首相は燃料油補助の削減にインドネシアより早く取り組んでおり、7日の利上げで通貨バーツ相場も持ち直した。
しかし8月の物価上昇率は前年同月比5.6%という、1997~98年の通貨危機以来の高い水準に達しており、中銀は今後の利上げはインフレ動向を考慮して決める。
インドネシアの利上げについて、シンガポール地元行のエコノミストは、「利上げは救世主となり得るが、極端な引き上げはシステムを崩壊させる」としている。
利上げで資金調達コストが上昇するため、企業活動への影響も懸念される。