タイの国家経済社会開発委員会(NESDB)が5日発表した今年第2四半期(4―6月)の経済成長率が前年同期比で4.4%の伸び率を見せた。
また第1四半期(1―3月)の経済成長率3.3%からの伸び率は季節調整済みで1.9%となり、アナリストの予想値である1.2%を上回った。またタイ株式市場の平均株価は過去6ヶ月で最高値をつけた。
トヨタ自動車やタイ石油などが海外からの受注増を受新工場開設や生産力を増加させていることに加え、過去最低の銀行貸出金利や農業従事者が所得増により消費を拡大したことが背景にある。またタイ政府の支出増加や新工場建設や雇用拡大のため企業に税優遇措置を取るなどの政策も奏功している。
トヨタ自動車は6億1200万Sドルをかけタイに3基目となる小型トラック製造工場を建設中。今年1―7月のトヨタ自動車のタイ国内での売上台数は16万629台となり、昨年同期より30%の増加、また輸出台数は約3倍(同)の5万7019台となった。
タイ最大の石油精製会社のタイ石油は八月、ガソリンや燃料の需要増に対応するため2億1760万米ドルを投じて石油精製能力増強を図ると発表。
タイ中央銀行は、今年通年の経済成長率を4%以上が妥当だとしている。