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金融

2007年12月21日

企業の買収・合併、今年は528億米ドル

12月中旬までに発表された企業の買収・合併(M&A)は944件、528億米ドル(約5兆9,846億円)相当で、昨年通年の704件、418億米ドルを上回った。7月まではM&A活動が盛んだったが、8月以降は勢いが衰えた。米の低所得者向け住宅融資(サブプライムローン)焦げ付き問題に端を発する信用収縮および投資家が慎重姿勢に転じたのが主因だ。
M&Aが最も多かったのは6月の106億米ドル(約1兆2,013億円)と、7月の84億米ドル(約9,519億円)。これが8月になると28億米ドル(約3,173億円)に急減。9月以降も20億~30億米ドル(約2,267億~3,340億円)台で推移した。
一部のM&A市場関係者は、08年は持ち直すとの見方だ。会計事務所デロイトの幹部は、「流動資金がシンガポールおよび世界には豊富にあり、投資先を求めている」と指摘。スイス系UBS銀行の幹部は、「シンガポール企業は手持ち資金があり、海外業務の拡大を計画している」と、積極投資を展開するとの見通しを示した。
主な投資に、シンガポール・パワーによる豪州送電大手、アリンタ買収、シンガポール航空(SIA)による中国東方航空への出資がある。
シンガポール政府投資公社(GIC)もUBSに出資するが、転換社債購入のため、株式に転換されるまでM&A統計に含まれない。

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