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金融

2007年12月4日

不安定な為替相場、リスクヘッジが重要に

不安定な外為相場が企業に、本来の業務以外の負担をかけている。相場変動で本来計上されるべき収入が大幅に減少するといった事態が起こる可能性があるためで、銀行関係者は、為替相場対策が企業には必要になっており、その分、経費がかかると指摘している。
米ドルは今年、対Sドル相場で6%下落した。米ドル建て取引の場合、米ドルが値下がりするほどSドル収入は減る。
反対に、機械購入などユーロ建てで代金を支払う企業の場合、ユーロ高による負担増に見舞われる。今年ユーロは対Sドルで6.5%上昇した。OCBC銀行の財務担当者は「どうリスクを管理するかが、企業活動で重要になっている」と述べた。
英系HSBCシンガポールは、外為を金融リスクとして認め、適切な資源を充当することが企業のリス管理で重要になっているとした。
デリバティブ(金融派生商品)に手を出す企業もあり、電子製品受託製造のベンチャーは第3四半期決算で、債務担保証券(CDO)投資による690万Sドル(約5億3,000万円)の損失を計上した。米ドル安による為替差損もあった。
為替相場をめぐる事件では、セムコープ・マリンで子会社のジュロン造船を舞台に為替の不法取引があり、3億米ドル(約334億円)余りの損失を出した。

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